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洗脳された公務員、警察の親を持つ子供たち

今週のお題「急に休みになったら」

ダイエットと自殺は延期する

去年からフレンドになりよくオンラインゲームで遊んでもらった方からDMが届いた。
「ツイートしません」と宣言したあたりで、私がDMにツイートするよう仕向けたからではあるが。
社会人特有の「お酒はいいよね、心の枷が外れる感じがして」とふわふわした挨拶から、
急に「うちの親も警察だったんよね」と告白があった。
私はその瞬間から首にかけてたロープを外すことになった。
死のうと決めていたわけではないが、涙が止まらない日々があまりにも永く続き、発作的に死のうとしていた。
生死の境目にDMが届くのもスタンド(警察の子供)同士の引力なのか…

「お酒を飲むと口が軽くなる。でも記憶は残ったままだから、このDMもとても後悔するから許してね」

​後悔なんて、とんでもない内容だった。

ゲーム配信でのひとりごと

私は彼をポジティブ側の人間には捉えておらず、むしろ配信のそれらから病の臭いを感じていた。
端々に「私は死にたくないなあ〜」というセリフが散見されそれがあまりに病的だったからだ。
健康なもののくちから、生死に関わることは一切語られることはない。

以前にも彼は酔いどれ配信で「寝るのが怖い」と言う話をしていた。その時に私は「寝るとき手ェ握っててやるよ」「強迫性っぽいなにかだ笑」とコメントしたことがある。
「優しいねえ そのくらいがちょうどいいよねえ」と返されたのだ。

いつだったか「配信してよ」と言った時に「あなたのコメントは過激で怖いんだもん」と言われてショックを受けた気がするが。

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DMのやり取りが終わると、彼は飲み過ぎた酒を吐きに行く。
これ以上酒を飲めば吐くと分かっていても飲み続ける姿勢は自傷行為なのだが本人に自覚はないらしい。

この辺でDMが終わる、喋りすぎたことを謝ってくるんだろうなと思った私は
「このDM通知が来なかったら ちょうど死ぬ準備してたから ありがとう 話をしてくれて」と送る。しばらくして
ラクになる機会を奪ってしまったね」と返された。
否定も肯定もされない心地の良さがある。

私はその後もしばらく「生」の何もない時間を消耗していく。
死のゲージが止まっただけで生きてはいない。回復できないままだ
ノンフィクションの作品だけがいまの私を救ってくれる
フィクション作品から暴力を抜いてクリーンな作品だけを流すことが本当に正しいことなのか?
綺麗事と厨二病作品しか残らなくなった。
大人はいつの時代も見たくない現実から目を逸らして問題が大きくなるまで放置しているんだ。

知らない言葉を覚えるたびに 僕らは大人に近くなる
けれど 最後まで覚えられない言葉もきっとある
何かの足しにもなれずに生きて
何にもなれずに消えてゆく

『命の別名』中島みゆき

部活の特待生だった

彼とは恐らく同じくらいの年代なのだが、確認できる共通点がない。
これは私も彼も社会から隔離された生活をしていたからだ。
私は高校で特待生を打ち止めされているが、彼には最悪にも大学まで特待生の呪いが付き纏った。
常に流行りのものがわからず、学校帰りに集まったことも友達と遊ぶことを許されたこともない。
「泊まりっつったら宗教施設くらいだわガハハ」なんて送ったら「うちは宗教がなかったからよかったよ」と人生の引き算が始まるのである。

彼は現在やってることが老後のそれに特化しており、裏社会的な毒気がない。突然少年のようになる。そのギャップが年齢ばかりか性別まで曖昧にさせている。

世間で言う10代の青春とはなんだったんだろうねえと傷の舐め合いのように「握手」の絵文字で手を繋ぎ、眠りにつく。

私たちが似たもの同士だからよくわかる
上辺の会話ができるだけの社会不適合なんだ
きっと2人で歩もうとしても「警察に育てられた」事実によってお互い思わぬところで衝突し、殺し合いに発展する

「生活がつらかったらうちに来てもいいよ 汚いけど」と言われる
知っている 私は周囲に恵まれている
みんな同じように憐れみそう言ってくれる うれしい でも

私がこの毒を喰らい尽くすところを見てて
きっと漫談にしてみせるから

いつかきっと、近いうちに飽きて手を握り返してくれなくなるだろうが、私はずっとこのDMの時間を忘れないだろうと思う。