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ダイエットと自殺は延期する

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認知症の世話係をケアする

「家庭内のことは他人に話づらい」と言うかもしれませんが20年もネットで明け透けなブログを書いてきました。

認知症になった人間はつらいかも知れない、意思の疎通がうまくできないから大声で叫び出すし暴れる…。
車椅子に乗った障害者とその車椅子を押してる人がいた時、まず車椅子に乗ってる人を「かわいそう」と気遣いがちですが、押してる人間がいることを忘れがちなんですね。車椅子を押してる人間の方が精神的に限界を迎えていることが多いので助けるならまず介護する側という考えなんですね。

私が自殺を若い頃から考えてきたのは、人生を自殺の遅延と私が考えているからだ。三十を過ぎて自分は生きていないだろうと私は思っていた。臆病だったからではなく、私はいつだって自殺を延期してきた。自殺という考えに私はしがみついてきた。自殺に私は寄生してきた。

介護は愚痴ってもいい

母がそれとなく父方の一番まともな姉(叔母)に話していました。「認知症」というワードは出さず「性格」と言い換えてやんわり導入すると
「うちの旦那も認知症でデイサービスを使ってる」とのこと。
同居してない娘さんが色々手配した辺り、相当な苦労が垣間見えます。
(叔母さんは3人子供がいて全員医療系大卒、全員孫作ってるぞ!)

叔母さんの長女は母の愚痴を聞かされても「認知症」というワードはわかるものの、それがどうあるのかが理解できないっぽいです。
娘「お母さん、そんなに言うならうち(他県)に引っ越して一緒に暮らそうよ!」
と言われてそれはそれで困ったそうです。子供がいて母親と暮らすと育児が楽になるので、気持ちはわかるんですが。

プライドの高さから「結果こうなったのは全部お前(妻)のせい!」と暴れ出すのも共通です。
同じ症状で暴れる悩みを持つ人間と話すとこんなにも癒されるものなのか、
母はその後「心が空っぽになった」とまで言っていました。

親ガチャ格差

母「娘に愚痴ってるけどこれで誰にも言えなかったらどうなっていたかわからない。娘がいたから今までなんとかやってきましたけど…」
叔母「うん、はえこちゃんに負担をかけるのはよくないよ」
と私のケアまでされたのが印象的でした。

誰かにこういう形で人権を守られた(?)経験がなかったからです。
親ガチャの格差を感じて嬉しさと複雑さが入り混じり、生まれてこなければよかったという感情で紛らわせてしまう。
幸せに慣れていないので。

ドラマ【聖者の行進】で見る障害者

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ドラマ、何回見ても内容を忘れているので何回も楽しめる脳みそです。いつだって本気で楽しめる!
1日の終わりに20分ずつ消化してます。空き時間に『アル中カラカラ』も見てる地獄。
※初めて見る人は釈迦と見るといいかも〜

大人になって改めて観ると障害者であることよりも「無知」であるために搾取されていることがつらい。
健常者、お前もです。

知らない言葉を覚えるたびに 僕らは 大人に近くなる
けれど 最後まで 覚えられない言葉も きっとある

中島みゆき「命の別名」エンディング曲で締めるの良すぎる。

最後まで見るべき鬱作品としてオススメします。
斉藤洋介、ありがとう。